Instruction about PS and DVI
NOTE

完全版の形式および印刷法について

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完全版は特定のファイル形式によって提供されます。これは、完全版については、紙面のレイアウトや活字の種類等にいたるまでアメリカの法学論文の形式である Uniform System (The Bluebook: A Uniform System of Citation, 15th ed. (1991).) に適合させるためです。また、日本語文献の引用形式についても Uniform Systemに無理矢理適合させてあります。

こうした引用文献に関する処理は、私が自作したプログラムによって、文献データベースと連動する形で処理されていることも理由となっています。(将来的には、誰にでも使えるように改訂して、公開したいとおもっています。言語はVBかVCかTcl/Tkになると思います。ただ、暇がないのでいつになるやら見当もつきません(^^;)

日本の法律論文は、引用文献の表示の書式について統一されていないのが現状です。できるならば、統一するべきではないかと思っています。


* ポストスクリプトについて

    ポストスクリプトは、Adobe社 が開発したページ記述言語で、高精細な版面を構成することができます。ただし、ファイルの大きさは非常に大きくなります。ポストスクリプトファイルを印字するためには、ポストスクリプト対応のプリンタか、あるいは、GhostScript という、ポストスクリプトを解釈して版面を構成することのできるプログラムが必要になります。私のところで準備するポストスクリプトファイルは、DVIの出力をポストスクリプト対応プリンタドライバへ通したものをファイルに落としたもので、正確にはEncapsulated PostScriptと呼ばれる形式です。


* DVIについて
    DVIは、 TeX組版システムの出力形式です。TeXは、コンピュータの組版システムで、複雑な版面を正確に構成することができます。DVIは、DeVice Independent(機器に依存しない)という意味らしく、本来なら、一つのDVIファイルでTeX処理系のいずれにおいても、同一の版面が得られることになっています。しかしながら、日本語対応TeXには大きく分けてASCII系と NTT系の2種類が存在し、相互にフォントの指定などが微妙に違うために、相互に正確に印字することができません。

    私が提供するDVIは、ASCII系の pTeX, C Version 2.99 j1.7 p1.0.9Gで処理したものです。残念ながらNTT系のTeX処理系では印刷できません。


* 圧縮形式について
    ポストスクリプトにしてもDVIにしても、ファイルの大きさはかなり大きくなります。そこで、送付するファイルは、圧縮した形式とします。こちらで対応できる圧縮形式は、LHA (DOS: Ver. 2.55 以降相当)、GZIP (DOS: Ver 1.0.7 以降相当) です。これ以外の形式では提供できません。貴方の側で解凍するための処理系を準備しておいて下さい。

* 符号化形式について
    上記の形式に圧縮されたファイルをメールで送る場合、バイナリファイルをテキスト形式に変換する必要があります。こちらで対応できる符号化形式は、uuencode/uudecode、ISH (DOS: Ver. 2.03以降相当)、Base 64、BinHex 4.0です。これ以外の符号化形式では提供できません。なお、ファイルの大きさが大きくなった場合、複数のメールに分割して送付します。貴方の側のメールクライアントで、こうした分割ファイルの復号に対応できるよう準備して下さい。

私に完全版の請求をされる方は、あらかじめファイル形式、圧縮形式、符号化形式の三点について、明記して メールを送って下さい。なお、上記の諸プログラムの所在や技術的な問題についてはお返事できませんのでご了承ください。また、処理系を無償で提供して頂けるのであれば、上記以外の形式による提供も考慮いたします。

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