Musica en Tiempos de Velasquez, (Jose Miguel Moreno, Ensamble La Roamnesca, Glossa GCD 920201)
Musica en Tiempos de Goya, (Marta Almajano, La Real Camera, Glossa GCD 920203)
このGlossaのシリーズはBoxに入っていて立派なブックレットがついています。この意匠がまた綺麗。つよくお勧めできます。 小松 亮太, Verano Porteno (ブエノス・アイレスの夏), (SONY SRCR 2250)
そうそう、どこかのテレビ局がドラマの主題曲に使ってた曲が含まれてます。あのドラマでは何かというとタンゴがやたら大きな音量で掛かるので、そのうち閉口してしまいました。ストーリーの良し悪しは分かりませんが、あれでは、迫力不足を楽曲でごまかそうとしているのだと思われても仕方が無いでしょう。 P. I. Tchaikovsky, Symphony no. 4, 5, 6, (Herbert von Karajan, BPO, Grammophon 453 088-2).
交響曲6番はいわゆる「悲愴」なんですけど、あまり「悲愴」ではありません。叙情的な部分と激情的な部分がない交ぜになった第一楽章、イケイケどんどんの第三楽章、そしてハラハラと終わっていく第四楽章という感じで、印象的には比較的明るめ。いわれているほど悲惨に聞こえないのは、私に人生経験が足りないせいだろうか。 長谷川 陽子, Norwegian Wood, (Bruce Stark, Christopher Hardy, JVC VICC 60110)
Felix Mendelssohn, Symphony no. 1, 5, (Vladimir Ashkenazy, Deutshes Symphony Orchesta, DECCA 444 428-2)
交響曲1番は「真夏の夜の夢」を持っているひとには強いて必要なし。主題がほとんど同一で、展開の華やかさでは「真夏の夜の夢 序曲」の方が優れている。交響曲5番「宗教改革」は、今のところ印象に残らない。「イタリア」や「スコットランド」はそのままのビジョンとして伝わってきたのに、こちらからは何の映像も見えない。 Sergei Rachmaninov, Sonata for Chello & Piano etc., (Lynn Harrell, Vladimir Ashkenazy, DECCA 414 340-2)
ラフマニノフは、ちゃんとしたチェロ向けの曲としては1曲しか作曲しておらず、あとは小品ばかり。彼がチェロ向けに作曲した曲は、このディスクに全部収まっているのだと。それでもなんとも品の良いロマンティックな曲が詰まっている。とくにチェロソナタの第三楽章など、とうの昔に消えてなくなった私の生まれ故郷の春の野原の情景が浮かんでくるようで、懐かしさでいっぱいになります。現在の私の愛聴盤で旅行にも持っていって聞いています。いまのところ聞き飽きません。 |
白田 秀彰 (Shirata Hideaki) 法政大学 社会学部 助教授 (Assistant Professor of Hosei Univ. Faculty of Social Sciences) 法政大学 多摩キャンパス 社会学部棟 917号室 (内線 2450) e-mail: shirata1992@mercury.ne.jp |